トロッター



ハーレム・グローブトロッターズ、華麗な技を披露

米国のショーバスケットボールチーム「ハーレム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)」が今週、首都ワシントンDC(Washington DC)で公演を行う。団員のフライト・タイム・ラング(Flight Time Lang)は19日、公演のPRを行うため、バージニア州とワシントンDCをつなぐフランシス・スコット・キー橋(Francis Scott Key Bridge)をドリブルで渡り、行く先々で華麗な技を披露した。(c)AFP 2012年3月20日



トロッター繋駕

第35回標津・中標津馬事競技会(2011/08/28)。トロッター繋駕A競走(3000m/3頭立て)のゴール前の直線。



トロッタの会『祝いの花(後半)』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。橘川琢 作曲・木部与巴仁 作詩・詩唱、上野雄次 花による、花の三部作最終章『祝いの花』op.53。ソプラノ大久保雅代、フルート[ピッコロ]八木ちはる、ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口 薫、ヴィオラ仁科拓也、チェロ小島遼子、コントラバス丹野敏広、ピアノ森川あづさ【曲紹介】『花の記憶』『死の花』に続く、橘川琢"花の三部作"最後を飾る曲である。『花の記憶』は2007年10月20日初演、『死の花』は2009年12月5日初演だから、2年おきに作曲・初演されてきたことになる。前二作に強かった〈死〉の印象を(依然として書いているものの)払拭したかった。最終章にふさわしい曲が聴けるだろう。上野雄次の花に注目したい。〈K〉



Northpole stable トロッターの繋駕(けいが)レース

鹿追町で行われた馬のお祭りでのトロッター種の繋駕(けいが)ですこの独特の歩様は素晴らしいですネ^^



Northpole stable トロッター種 フォルテの新馬馴致確認

我が家でのフォルテの基礎馴致 確認の様子です苦手だった小さな駆け足も随分上手にこなせる様になりました左手前が苦手ではありますが あとは今後の経験と馬の成長で^^ 反動も良く指示にも従順な真面目なフォルテこれからの乗馬としての成長が楽しみです^^



トロッタの会『たびだち・北の町』

2011年5月29日(日)、早稲田奉仕園スコットホールで開催された、第13回「詩と音楽を歌い、奏でる トロッタの会」より、アンコール曲『たびだち・北の町』です。東日本大震災で被災された北の町の方々を想い、会場全員で合奏・合唱させていただきました。(作曲・宮﨑文香 編作と指揮・田中修一 詩・木部与巴仁) 【作曲者の言葉】木部さんに詩をいただいた時、誰でも口ずさめるような旋律にしたいと思いました。「詩」の美しさが届きますように。お客様と、新しい曲を合唱できます喜びを大切にいたします。この曲が、今後もトロッタのアンコール曲として親しまれれば、作曲者として幸いです。(宮﨑文香)/『たびだち』第二作の詩は、3月11日の東日本大震災後に書かれた。題材にした、というような客観的態度はなく、書こうとした時、その内容でしか書けなかった。書き始めてからは、強い気持ちで書き進めた。〈K〉



20120212トロッターズ#1

2012年勤労者春季大会。 トロッターズ vs Attempter(ユニはbuzzerbeatって書いてあったような・・・) 2試合目1Qの様子です。



トロッタの会『シギリヤ・ヒターナ(後半)』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。今井重幸作曲、ギター独奏・ピアノ・打楽器の為の『シギリヤ・ヒターナ』。ギター萩野谷英成、打楽器 目等貴士、ピアノ徳田絵里子【作曲者の言葉】曲名は、"最もジプシー的なシギリヤ舞曲"を意味する。1992年、ギター独奏・荘村清志と新星日本交響楽団により、『ギターとオーケストラのための協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」』を初演した。本作は室内楽版として改訂したもので、今回が初演となる。3/4拍子と6/8拍子の繰り返しのうちに、東洋と西洋が混淆したシギリヤの原形を提示。ギタリストのカデンツァを交え、バロック風、アラビア風、さらに人間普遍の男女の哀歓といったテーマが現われては消える。北西インドに源流を発し、スペイン・アンダルシアに至ったジプシー(ロマ族)。移動を繰り返して各土地の音楽と芸能を吸収、フラメンコを生み出した彼らへの共感を託した曲である。〈今井重幸〉



トロッタの会『叙事詩断章・草迷宮』

2011年5月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第13回「トロッタの会」より。今井重幸作曲・まんじ敏幸作詩による、バリトン独唱、合唱と室内楽のためのカンタータ『叙事詩断章・草迷宮』。バリトン・根岸一郎、女声合唱・赤羽佐東子、大久保雅代、柳珠里、青木希衣子、フルート・八木ちはる・田部元太、ファゴット・平昌子、 弦楽四重奏・田口薫、中村征良、仁科拓也、小島遼子 打楽器・大場章裕、目等貴士 ピアノ・徳田絵里子【曲解説】2003年3月30日の「大饗宴 春の祭典」で初演。作詩「まんじ敏幸」は、今井重幸の舞台演出家としての名前で、初演日は、「今井重幸 音楽作品 回顧展」「まんじ敏幸 舞台作品 回顧展」が並行して行なわれた。作品は、泉鏡花による同名作のイメージに拠り、自由な詩を書いてカンタータとした。非日常の世界に心を寄せ、文学と演劇を包みこんで音楽に結実させる、作曲者の本質がよく現れている。〈K〉



トロッター

第35回標津・中標津馬事競技会(2011/08/28)。トロッター競走。



トロッタの会『トロッタで見た夢』

2007年2月25日(日)、タカギクラヴィア松濤サロンでの第1回「トロッタの会」より。酒井健吉作曲、木部与巴仁作詩・朗読『トロッタで見た夢』 ヴァイオリン戸塚ふみ代、ピアノ今泉藍子、朗読 木部与巴仁【作曲者の言葉】詩『トロッタで見た夢』を書いたのは、2001年1月である。一夜の夢がもとになっており、潜在意識が顕れたとみていいのだろう。トロッタにたどりつくまでに歩んだぬかるみ、灰色の空をバックにしたトロッタの外観など、印象深い記憶は他にもあるが、詩としての流れを考慮した結果、そうした細部は生かさなかった。『トロッタで見た夢』に日本的な情緒はないが、これは決して、現代風の洒落たレストランなどを舞台にしているのではない。再開発が計画されれば真っ先に壊されてしまいそうな、朽ちゆく建物における男女の姿を詠っている。登場する二人をめぐる以外にも、様々な出逢いや別れ、語らいがあっただろう。そのすべてが、トロッタを舞台にして行われた。トロッタはそれを見てきたし、そのような時間を堆積させてもきた。今出来の軽薄な建物には、人間の歴史など、望んでも望めないのである。時の過ぎゆくまま、何ごとも、何ものも、朽ちればよい。時の重みを背負って静かに苔むし、色をなくし、果てればよい。もしかするとトロッタで見た夢は、人と建物が朽ち果てる寸前に生まれた、つかの間のドラマだったかも知れない。(2005年8月13日、長崎市での初演プログラムより) 〈木部与巴仁〉



トロッタの会『イリュージョン illusion』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。清道洋一作曲、木部与巴仁作詩・詩唱・ギター『イリュージョン illusion』。ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口 薫、ヴィオラ 仁科拓也、チェロ小島遼子、ギター萩野谷英成、天の声 中川博正、女 徳田絵里子【作曲者の言葉】薄っぺらな美しさでいい。月並み。紋切り型。うわべだけ。 僕には中身がない。深い思考や思想もない 僕自身が好きそうな状況を書いてみた。これは,さまざまな束縛に対する反動かもしれないし、 姿勢制御を失った飛行機がダッチロールしているだけなのかもしれない。チェーホフが死んだ歳になった。〈清道洋一〉 1960年代への捧げ物である。2010年代には1960年代が孕まれている。過去があっての現在だから。1960年代にも2010年代は孕まれていた。過去がなければ現在はないから。現在は過去にも未來にも連続し、その流れのうちに一切がある。"吟遊詩人"とは、時空間を自在に遊泳する者かもしれないと、ぼんやり思っている。〈木部与巴仁〉



トロッタの会『四智讃』

2009年5月31日(日)、新宿ハーモニックホールでの第8回「トロッタの会」より。甲田潤 作曲『縁山(えんざん)流声明と絃楽のための四智讚 -しちさん-』 縁山流声明 小島伸方・冨田浩雅・夏見裕貴、ヴァイオリン・戸塚ふみ代、ヴァイオリン・田口薫、ヴィオラ・仁科拓也、チェロ・伊藤修平、コントラバス・丹野敏広【作曲者の言葉】昭和の終わりと平成の始まりを、酉誉上人開山550年遠忌を記念した、芝・増上寺に伝わる縁山流声明の採譜に携わりながら、皇居側のホテルで過ごした苦しくもかけがえのない日々を、私は今でもはっきりと覚えています。心からの有り難いお声で、当代第一の縁山流声明を唱って下さった、今は亡い津田徳翁先生。本日の演奏が、小島伸方先生をはじめ、私たちの津田先生への変わらぬ思いとなって、そのお耳に届かん事を願っています。〈甲田潤〉



トロッタの会『北方譚詩 第一番』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。女声三部とピアノのための『北方譚詩』 〈1.北都七星 2.凍歌〉 堀井友徳 作曲、木部与巴仁 作詩、ソプラノ柳珠里、 メゾソプラノ徳田絵里子、アルト青木希衣子、ピアノ森川あづさ【曲解説】「北」をテーマにして詩人、木部与巴仁氏が今回の「トロッタ12」のために書き下ろされた創作詩二編。それに声楽曲初挑戦の作者が付曲したのが本作である。既存の詩ではなく、オリジナルの、それも北国出身の作曲者を意識して書かれているのもトピックであろう。今回は女声三重唱(ソプラノ、メゾソプラノ、アルト)での初演だが、大人数用の女声合唱でも演奏できるスコアである。前者「北都七星」は北の町、女性のいる風景を主題にしたという透徹で冷たくもロマンティックな内容でメロディアスに、一方後者「凍歌」は、原詩の副題に「北の街角で聴いた女の声」とあり、前者と同じく北と女性をテーマにした内容なものの、やや複雑な心情解釈ができる詩で、シリアス度も高いが、曲はあくまでリリカルでヒューマンに表現することに腐心した。いずれも古色蒼然としたロマンではなく、あくまで現代的感覚でロマンを描くのが、作者の今回の課題となりそうである。なお、後者にも最後に北の町~というくだりが出てきているので、今回の初演にあわせ「北方譚詩」とタイトルした。今作では人声を伴う作品を通じて、あらためて作曲におけるヒューマニズムの追求を、より具現化できる得難いチャンスであったことに感謝申し上げたい。〈堀井友徳〉*本作はその後、若干のメロディラインの変更を含め改訂を施した。その後それをもとに混声版も作成。いずれも未初演。



トロッタの会『協奏風狂詩曲 第一楽章』

2011年5月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第13回「トロッタの会」より。ヴァイオリン独奏、打楽器とピアノのための『協奏風狂詩曲』 伊福部昭 作曲、今井重幸 編曲、ヴァイオリン戸塚ふみ代、打楽器目等貴士、ピアノ徳田絵里子【曲解説】ヴァイオリンは伊福部に最も親しい楽器である。敗戦後は東京転入が制限されていたので、札幌から東京に向かった伊福部は、日光に仮住まいする。東京音楽学校(現・東京芸大音楽学部)作曲科講師となるが、当時に作曲を始めたのが、後の『ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲』だった。『協奏曲』として初演後、二度の改訂を経ており、『狂詩曲』としてジェノア国際作曲コンクールに入賞、その後、『協奏風狂詩曲』となる。今回は、伊福部の弟子である今井重幸が編曲し、ヴァイオリンと打楽器、ピアノの編成で演奏する。〈K〉



トロッタの会『concerto da camera』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。酒井健吉 作曲『concerto da camera』フルート 八木ちはる、クラリネット 藤本彩花、ヴァイオリン 戸塚ふみ代、ヴァイオリン 田口 薫、ヴィオラ 仁科拓也、チェロ 小島遼子、ピアノ 森川あづさ【作曲者の言葉】この作品はデュエアゴースト国際作曲コンクールの依頼により作曲したものです。2009年7月7日に脱稿し翌2010年2月26日にナポリで行われた国際音楽祭"モーツァルトボックス2010"においてリッカルド・ケニー指揮アンサンブル・デュエアゴーストで初演されました。その後も同アンサンブルのレパートリーとして各地で演奏されています。今回の演奏は日本初演となります。短い作品ですがお楽しみいただけたら幸いです。〈酒井健吉〉



トロッタの会『ソナチネ』

2010年3月5日(金)、スタジオ ヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。酒井健吉 作曲『ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ』 ヴァイオリン 田口薫、ピアノ 徳田絵里子【曲解説】私が音楽を始めるにあたって子供の頃に最初に触れた楽器はヴァイオリンでした。当初はヴァイオリン奏者になるためにレッスンを受けたりしていましたが、次第に自分で弾く為の曲を作る様になり結果的には演奏ではなく作曲に傾倒していきました。音楽との係わり初めがこの様な形ですので私としてはヴァイオリンの音楽に大変愛着を持っています。故に余り気軽に書けない楽器です。やはり慎重になりすぎてしまうのでしょうか。ヴァイオリン作品は書きたいと言う思いが強くある以上、余り慎重になりすぎるのも良くないと思いまして、最近スケッチを書き連ねていました。そうしたところ木部与巴仁さんよりお誘いを受けこの度曲として完成させ発表するに至りました。大変喜ばしい事です。楽曲は明解なものとし、二楽章構成になっております。短い作品ですが楽しんでいただけましたら幸いです。また、この度演奏して下さるヴァイオリンの田口薫さん、ピアノの徳田絵里子さんに心から感謝致します。〈酒井健吉〉



20120212トロッターズ#2

2012年勤労者春季大会。 トロッターズ vs Attempter(ユニはbuzzerbeatって書いてあったような・・・) 2試合目2Qの様子です。



20120212トロッターズ#3

2012年勤労者春季大会決勝戦。 トロッターズ vs Fly High 1Qの途中で電池切れる・・・泣



トロッタの会『対話と変容』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。今井重幸 作曲 フルートとチェロのための『対話と変容』(ガルシア・ロルカと共に) フルート斉藤 香、チェロ武井英哉【作曲者の言葉】フルート奏者の斉藤香さんに委嘱されて書き下ろした。トロッタの会に編曲するため、詩人ガルシア・ロルカを想う時間が多い。私自身、青年期よりロルカを敬愛してきた。斎藤さんに応えようとした時、自然に、"ロルカとの対話"が楽案に浮かんだ。スペイン的な音型を用い、ロルカが採譜したアンダルシア民謡をモティーフのひとつとするなど、これらを自由に変容させて、ふたつの楽器による"対話"を試みたのである。〈今井重幸〉



トロッタの会『めぐりあい -春-』

2010年3月5日(金)、スタジオヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。宮﨑文香作曲・長谷部二郎編曲・木部与巴仁作詩・橘川琢指揮による『めぐりあい -春-』。 【作曲者の言葉】初めて詩を読ませて頂いた時、生き物の鼓動が脈打つようなメロディが聴こえてきました。トロッタの会を通じての"めぐりあい"から生まれるもの、参加者全員の演奏です。「夏」「冬」「若葉」「秋」「陽だまり」と、5回を数えましたが、今回の「春」が、アンコール曲として最後の演奏になります。付記:酒井健吉さん、橘川琢さん、清道洋一さん、大谷歩さん、田中修一さんに続き、長谷部二郎さんが編曲いたします。〈宮﨑文香〉



トロッタの会『ギリヤーク族の古き吟唱歌(前半)』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。伊福部昭 作曲・詩による、『ギリヤーク族の古き吟唱歌』。*前半は、I.「アイアイゴムテイラ」II.「苔桃の果拾ふ女の歌」 バリトン 根岸一郎、ピアノ 徳田絵里子【曲解説】伊福部昭が書いた、初の歌曲である。北方民族"ギリヤーク"(ニブフ)と接していた札幌時代に取りかかり、上京後の1946(昭和21)年に完成させた。初演は1947(昭和22)年、ベルトラメリ能子による。I「アイ アイ ゴム テイラ」、II「苔桃の果拾ふ女の歌」、III「彼方(あなた)の河び」、IV「熊祭に行く人を送る歌」の四曲からなる。詩はギリヤークの伝承歌をふまえ、伊福部自身が書いた。〈K〉



トロッタの会『虹』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。宮﨑文香作曲・徳田絵里子編曲・木部与巴仁作詩による『虹・花の森』より、『虹』。詩唱 木部与巴仁、フルート八木ちはる、ピアノ徳田絵里子【作曲者の言葉】花をテーマにお聴かせできる曲を思っていた時、木部与巴仁さんの詩『虹』と『花の森』に出会いました。木部さんが発行している「詩の通信」に掲載されたものです。『虹』は誰にもある幼いころの記憶が虹に託され(2006.5.26号)、『花の森』は、死んだ人や獣が花として生まれ変わる様が描かれています(2009.8.17号)。楽器は、まず尺八と十七絃箏のために書かれ、徳田絵里子さんによってフルートとピアノ版に編曲されました。〈宮﨑文香〉



トロッタの会『北方譚詩 第二番』

2011年5月29日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第13回「トロッタの会」より。堀井友徳作曲・木部与巴仁作詩による、混声四部とピアノのための『北方譚詩 第二番』〈一・運河の町 二・森と海への頌歌〉。ソプラノ・柳珠里、アルト・青木希衣子、テノール・根岸一郎、バス・白岩洵、ピアノ・徳田絵里子。 【作曲者の言葉】2010年11月「トロッタの会12」で初演され好評を得た「女声三部とピアノのための北方譚詩」の続編として企画され、2011年3月脱稿した。今回は混声四部(当夜は四重唱)とピアノという編成で、厚みを増して、より一層のスケールアップを計った。構成は「運河の町」「森と海への頌歌」の二曲であるが、同じく北海道を舞台とした内容ながら、前者は小樽の町並みの風物をバックにした男女の心情を、後者は厚岸町を舞台に、生きとし生けるものの自然の息吹を、それぞれ主題としている。作曲にあたっては、前作と同様に基本フォーマットは叙情的ではあるが、前者は歌謡風に、後者は讃歌風な曲調になっている。〈堀井友徳〉



トロッタの会『シギリヤ・ヒターナ(前半)』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。今井重幸作曲、ギター独奏・ピアノ・打楽器の為の『シギリヤ・ヒターナ』。ギター萩野谷英成、打楽器 目等貴士、ピアノ徳田絵里子【作曲者の言葉】曲名は、"最もジプシー的なシギリヤ舞曲"を意味する。1992年、ギター独奏・荘村清志と新星日本交響楽団により、『ギターとオーケストラのための協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」』を初演した。本作は室内楽版として改訂したもので、今回が初演となる。3/4拍子と6/8拍子の繰り返しのうちに、東洋と西洋が混淆したシギリヤの原形を提示。ギタリストのカデンツァを交え、バロック風、アラビア風、さらに人間普遍の男女の哀歓といったテーマが現われては消える。北西インドに源流を発し、スペイン・アンダルシアに至ったジプシー(ロマ族)。移動を繰り返して各土地の音楽と芸能を吸収、フラメンコを生み出した彼らへの共感を託した曲である。〈今井重幸〉



トロッタの会『蝶の記憶』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。堀井友徳作曲・木部与巴仁作詩による『蝶の記憶』。フルート・八木ちはる、オーボエ・三浦舞、クラリネット・藤本彩花、チェロ・香月圭佑、詩唱・木部与巴仁【作曲者の言葉】本作は前回「トロッタ13」終了後、翌月から着手、本年2011年夏に脱稿、今夜が初演である。作者としては初の、朗読と器楽のための作品であり、楽器の編成も曲の作風も、これまでメインで書いてきた「調性&メロディ路線」とは180度異なる世界で、コンテンポラリーを意識した抽象的なものをねらっている。ゆえに本作は作者にとって、かなりの意を決した冒険作となった。本作のテキストになる木部氏の詩「蝶の記憶」は、実は昨年「トロッタ12」で初演された女声合唱曲「北方譚詩」の候補として書かれたものであったが今回、新たな形態でそれが生きることを期待する。〈堀井友徳〉



トロッタの会『ムーヴメントNo.5』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。田中修一作曲・木部与巴仁作詩による『ムーヴメントNo.5〜木部与巴仁『亂譜 樂園』に依る』。ソプラノ赤羽佐東子、オーボエ三浦舞、コントラバス丹野敏広、ピアノ徳田絵里子。【作曲者の言葉】木部与巴仁氏がハラルト・シュテュンプケ著『鼻行類』(鼻行類は南太平洋のハイアイアイ群島に生息し、核実験の影響で島と共に沈んでしまったという哺乳類である。)に取材して2010年12月5日に詩「亂譜 楽園」を送ってくれたが、そのままになってしまっていた。後になって「樂園」という題名につよく惹かれて、新たに此の詩と向き合うと、別の意味を持って私に迫って来たのであった。一連の「MOVEMENT」はデフォルメされた音楽様式となっているが此の作品でもそれが顕著にあらわれている。〈田中修一〉



トロッタの会『神々の履歴書(前半)』

2010年3月5日(金)、スタジオヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。今井重幸作曲・前田憲二作詩による、室内楽のための組曲『神々の履歴書』。ソプラノ赤羽佐東子、バスフルート八木ちはる、ファゴット平 昌子、ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口薫、ヴィオラ仁科拓也、チェロ小島遼子、マリンバ星 華子、打楽器 内藤修央、ピアノ並木桂子、合唱 徳田絵里子・笠原千恵美・根岸一郎・木部与巴仁【作曲者の言葉】日本の古代、弥生・古墳・奈良時代における朝鮮半島との関わりから、今日をみつめてみよう。このような主題でドキュメンタリー映画『神々の履歴書』が製作されたのは、1988年である。サウンドトラックのLPとCDが発売されたが、その中から室内楽にふさわしい6曲を選び、赤羽佐東子さんのソプラノ独唱と合唱を生かして組曲とした。日本人の祖先はどこからやってきたのか? 尽きない議論だが、東アジア全域を舞台とし、各地に伝わる伝統的音階を生かすなどして、大きな音楽世界を構築するよう努めたものである。終曲に設定した「渡来のうた」は、映画『神々の履歴書』の監督、前田憲二氏の詩にもとづく。27年前は、日本語と韓国語、ふたつの言葉で歌われたことを書き添えておく。〈今井重幸〉 序章第1章「青山映えて」 第2章「安らぎ」*前半ここまで第3章「懐かしき日々」〈Maestro伊福部昭の想いでに捧ぐ〉 第4章「光と影」 第5章「神々の履歴書−渡来のうた」*後半ここまで



トロッタの会『人形の夜』

2010年3月5日(金)、スタジオ ヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。長谷部二郎 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『人形の夜』 ギター 萩野谷英成、ヴァイオリン 戸塚ふみ代、ヴァイオリン 田口 薫、ヴィオラ 仁科拓也、チェロ 小島遼子【曲解説】トロッタの会に参加するにあたり、木部与巴仁さんと、どのような詩に曲を書けばいいか相談していました。ある日、送られてきた詩を見ると、『人形の夜』とあります。詩に登場する「黒い貴婦人」そのままの木彫りの人形を木部さんが見て、インスピレーションを得たそうです。10年前、『風のざわめき』というギター合奏曲を作曲しました。詩を読みながら、自然と『風のざわめき』の主題を思い浮かべていました。詩の内容にふさわしい旋律であり、また、ギターのための曲ではありますが、弦楽合奏として演奏すると、より表現が豊かになると思ったのです。『風のざわめき』の主題を生かし、ギターと弦楽四重奏のための『人形の夜』を作曲いたしました。お楽しみください。〈長谷部二郎〉



トロッタの会『摩周湖(前半)』

2010年3月5日(金)、スタジオヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。伊福部昭作曲・更科源蔵作詩による、『摩周湖』。バリトン根岸一郎、ヴィオラ 仁科拓也、ピアノ 並木桂子 【曲紹介】トロッタ第10回公演で演奏した『知床半島の漁夫の歌』と同じく、更科源蔵の詩による、伊福部昭の歌曲である。「摩周湖を書くことは、私にとってもっとも容易であり、同時に一番むずかしいことでもある」更科は、著書『北海道の旅』で、こう述べる。生まれ故郷の北海道・弟子屈村東端にある摩周湖は、更科自身の肉体であり、父であり母でもあった。詩は1943年刊行の第二詩集『凍原の歌』で発表された。伊福部が作曲したのは、半世紀後の1992年で、初演は翌1993年。伊福部作品に力を注ぐソプラノ藍川由美の歌とともに、ヴィオリスト百武友紀の存在も、『摩周湖』作曲の大きな力となった。伊福部によると、摩周湖はアイヌによって"神の湖"と呼ばれた。哀しいほどに美しい摩周湖の姿を、バリトン根岸一郎、ヴィオラ仁科拓也、ピアノ並木桂子の演奏で受けとめていただきたい。〈K〉



トロッタの会『田中未知(田中恭吉)による歌曲』

2008年月6月8日(日)、スタジオ リリカでの第6回「トロッタの会」より。田中修一 作曲、田中未知 短詠 『田中未知(田中恭吉)による歌曲』 アルト かのうよしこ、ルネサンス・リュート 乃絵羅【作曲者の言葉】 萩原朔太郎詩集『月に吠える』の装幀、挿画で知られる版画家、田中恭吉は23歳で夭折するまでに、田中未知という号で、短詠、詩などの作品を多く残しました。作曲者は2000年に町田市の美術館にて開催された「田中恭吉展」に接して以来、音楽化を念願としておりました。この作品では、『よるの芽 短詠三十二』より5篇を撰び、ルネサンス・リュートの伴奏による4つの小品歌曲としました。〈田中修一〉



トロッタの会『蒼鷺』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。伊福部昭作曲、更科源蔵 詩『蒼鷺』 バリトン根岸一郎、オーボエ三浦 舞、コントラバス丹野敏広、ピアノ徳田絵里子【曲解説】伊福部昭が更科源蔵の詩によって書いた最後の歌曲。他の『知床半島の漁夫の歌』『オホーツクの海』『摩周湖』と同じく、更科の第二詩集『凍原の歌』から採られた。「蝦夷榛(えぞはんのき)に冬の陽があたる 凍原の上に青い影がのびる」という蒼鷺の描写が印象的だ。オーボエの音色が聴く者を世界に引きこむ。ソプラノ藍川由美によって2000年に初演された。〈K〉



トロッタの会『花の森』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。宮﨑文香作曲・徳田絵里子編曲・木部与巴仁作詩による『虹・花の森』より、『花の森』。詩唱 木部与巴仁、フルート八木ちはる、ピアノ徳田絵里子【作曲者の言葉】花をテーマにお聴かせできる曲を思っていた時、木部与巴仁さんの詩『虹』と『花の森』に出会いました。木部さんが発行している「詩の通信」に掲載されたものです。『虹』は誰にもある幼いころの記憶が虹に託され(2006.5.26号)、『花の森』は、死んだ人や獣が花として生まれ変わる様が描かれています(2009.8.17号)。楽器は、まず尺八と十七絃箏のために書かれ、徳田絵里子さんによってフルートとピアノ版に編曲されました。〈宮﨑文香〉



トロッタの会『仮面の舞(前半)』

2009年5月31日(日)、新宿ハーモニックホールでの第8回「トロッタの会」より。今井重幸作曲『ピアノと弦楽四重奏のための「仮面の舞」』 ヴァイオリン・戸塚ふみ代、ヴァイオリン・田口薫、ヴィオラ・仁科拓也、チェロ・伊藤修平、ピアノ・森川あづさ【作曲者の言葉】幼児期に衝撃的に出会った「舞楽面」以来、「仮面」の幻想的な魅力に取り憑かれ、「埴輪の舞」"Topeng"等の作品を書いた。その後、民族音楽研究で韓国を縦断した折り、その地方の祭で出会った風刺仮面劇と農楽舞の「仮面」が大変印象に残った。この曲は、人間の顔、そして表情を戯画化し、デフォルメした、素朴で原始的な朝鮮半島独特の人面仮面。その強烈なイメージを、「序奏」と「舞の変容」に依って表現した作品。ピアノはチェンバロによっても演奏される。〈今井重幸〉



トロッタの会『齟齬』

2008年12月6日(土)、スタジオ リリカでの第7回「トロッタの会」より。山本和智 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『齟齬』 〈トロッタアンサンブルTOKIO〉ヴァイオリン・戸塚ふみ代、ヴァイオリン・田口薫、ヴィオラ・菅原佳奈子、チェロ・對馬藍、ピアノ・森川あづさ、〈Gymnema sylvestre Trio〉ドラム・山田幸治、ベース・山本圭一、トランペット・赤澤良之、朗読・堀江麗奈【作曲者の言葉】ここに読まれる詩(或いは言葉)は、私が木部氏にお願いした「齟齬」をテーマにした作品と、その作品を翻訳エンジンによって各国語に訳させた、謂わば「誤訳の堆積」による言葉の2つである。つまり、この作品は翻訳エンジン上の外国語圏を触れ歩き再び日本に戻ってきた訳である。言語は文化を現す。私はここでイスラム文化と自由資本主義とについて語ろうとしているわけではないが、恐らく(あらゆる)世界は「齟齬」の上に形成しているのだろうし、それ故に「世界」は豊かであるとも思っている。〈山本和智〉



トロッタの会『冷たいくちづけ』

2007年6月24日(日)、スタジオ ベルカントでの第4回「トロッタの会」より。橘川琢 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『冷たいくちづけ』 オーボエ 春日浩克、ピアノ 森川あづさ【作曲者の言葉】詩を頂いたとき、描かれていたモノトーンの凄愴(せいそう)な美に、永い時間黙した。そして詩と音楽の世界を結ぶ手がかりを探し、深い逡巡。時は流れ2007年 5月19日。池袋の芸術劇場で木部さんとお会いし、ご本人を前に再読の機を得た。ここでオーボエとピアノ、朗読という編成で作曲できないだろうか、と話が広がった。その瞬間、楽器が二つの世界を結んだ。音楽は、描かれたこの世界の、詩人の「情」で在り続けよう。心象風景の、 細い輪郭線になろう。...詩とその世界、そして私自身の心が五線紙に刻まれ、ゆらめくのを確かに感じ取った。〈橘川琢〉



トロッタの会『祝いの花(前半)』

2011年11月13日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第14回「トロッタの会」より。橘川琢 作曲・木部与巴仁 作詩・詩唱、上野雄次 花による、花の三部作最終章『祝いの花』op.53。ソプラノ大久保雅代、フルート[ピッコロ]八木ちはる、ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口 薫、ヴィオラ仁科拓也、チェロ小島遼子、コントラバス丹野敏広、ピアノ森川あづさ【曲紹介】『花の記憶』『死の花』に続く、橘川琢"花の三部作"最後を飾る曲である。『花の記憶』は2007年10月20日初演、『死の花』は2009年12月5日初演だから、2年おきに作曲・初演されてきたことになる。前二作に強かった〈死〉の印象を(依然として書いているものの)払拭したかった。最終章にふさわしい曲が聴けるだろう。上野雄次の花に注目したい。〈K〉



トロッタの会『エグログ』

2007年3月25日(日)、タカギクラヴィア 松濤サロンでの第2回「トロッタの会」より。田中修一 作曲『ヴァイオリンとピアノのためのエグログ』(1991/1997) ヴァイオリン 戸塚ふみ代、ピアノ 今泉藍子【作曲者の言葉】"EGLOGUE"とは、対話体の田園詩という意を持った語で、此の作品では、ViolonとPianoの対話が意識されます。1991年初演、1994年に改訂初演され、また1997年に、中間部に短いカデンツァ風の部分とジプシーヴァイオリンに近い様式のAllegroを加える改訂を施しました。1997年改訂版は、今回が初演となります。〈田中修一〉



トロッタの会『Venus4〜6』

2009年9月27日(日)、エレクトーンシティ渋谷での第9回「トロッタの会」より。アレハンドロ・バルレッタ作曲『Venus4〜6』 ヴァイオリン 戸塚ふみ代、バンドネオン 生水敬一朗【曲紹介】1970年代に宇宙をイメージして書かれた作品群のうちの一つ。この曲はヴァイオリンとバンドネオンのために書かれており、特にバンドネオンでは片手で2オクターブ以上の和音、クラスターなどの特殊奏法が駆使されている。またVenus1~3は2本のギターのために書かれており、他にもLUNAはバンドネオン独奏のため、Jupiterはバンドネオン協奏曲、Marsはバンドネオンと室内楽のために書かれている。〈生水敬一朗〉



トロッタの会『神々の履歴書(後半)』

2010年3月5日(金)、スタジオヴィルトゥオージでの第11回「トロッタの会」より。今井重幸作曲・前田憲二作詩による、室内楽のための組曲『神々の履歴書』。ソプラノ赤羽佐東子、バスフルート八木ちはる、ファゴット平 昌子、ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口薫、ヴィオラ仁科拓也、チェロ小島遼子、マリンバ星 華子、打楽器 内藤修央、ピアノ並木桂子、合唱 徳田絵里子・笠原千恵美・根岸一郎・木部与巴仁【作曲者の言葉】日本の古代、弥生・古墳・奈良時代における朝鮮半島との関わりから、今日をみつめてみよう。このような主題でドキュメンタリー映画『神々の履歴書』が製作されたのは、1988年である。サウンドトラックのLPとCDが発売されたが、その中から室内楽にふさわしい6曲を選び、赤羽佐東子さんのソプラノ独唱と合唱を生かして組曲とした。日本人の祖先はどこからやってきたのか? 尽きない議論だが、東アジア全域を舞台とし、各地に伝わる伝統的音階を生かすなどして、大きな音楽世界を構築するよう努めたものである。終曲に設定した「渡来のうた」は、映画『神々の履歴書』の監督、前田憲二氏の詩にもとづく。27年前は、日本語と韓国語、ふたつの言葉で歌われたことを書き添えておく。〈今井重幸〉 序章第1章「青山映えて」 第2章「安らぎ」*前半ここまで第3章「懐かしき日々」〈Maestro伊福部昭の想いでに捧ぐ〉 第4章「光と影」 第5章「神々の履歴書−渡来のうた」*後半ここまで



トロッタの会『アルメイダ』(前半)

2009年9月27日(日)、エレクトーンシティ渋谷での第9回「トロッタの会」より。清道洋一 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『アルメイダ』(2009) ソプラノ赤羽佐東子、ヴォーカル笠原千恵美、詩唱中川博正、ヴァイオリン戸塚ふみ代、ヴァイオリン田口 薫、ヴィオラ仁科拓也、チェロ香月圭祐、オーボエ今西香菜子、クラリネット藤本彩花、ファゴット平 昌子、打楽器 星 華子、ピアノ徳田絵里子、エレクトーン大谷歩【作曲者の言葉】皆さんは,「アルメイダ」と名づけられた長編の詩を手にしているだろう。それは,美術家小松史明さんの手により,デザインが施された大変美しいものであると確信する。僕は,この長編の詩に作曲したのではない。この詩がどのようなきっかけで書かれたのかの説明を試みたのである。ここで聴かれる『音楽』も,皆さんが観ることになる『状況』も,すべて詩人の心の中の世界である。だから,長編詩「アルメイダ」のための音楽は,これから作曲されるはずであるのだが,それがどんなものとなるのかは、僕自身にもわからない。〈 清道洋一〉



トロッタの会『蛇』

2009年5月31日(日)、新宿ハーモニックホールでの第8回「トロッタの会」より。清道洋一 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『蛇』 ソプラノ・赤羽佐東子、ヴォーカル・笠原千恵美、フルート・高本直、オーボエ・今西香菜子、ヴァイオリン・戸塚ふみ代、ヴァイオリン・田口薫、ヴィオラ・仁科拓也、チェロ・伊藤修平、コントラバス・丹野敏広、ピアノ・森川あづさ【作曲者の言葉】その特異な姿形や生態から神とされ,あるいはそれ故に一神を崇める世界においては,悪魔とされる蛇。二つの世界における蛇の存在が,木部さんの『蛇』での,死の世界から生者への蛇の語りとイメージが重なります。どちらの世界を正とし,あるいは善とするかは,曖昧でそれ自体に意味は無いのだろうと思います。ただ,蛇の持つ乾いた生命力に対する心の動きが,本作品の作曲の動機となっていることを告白いたします。〈清道洋一〉



トロッタの会『知床半島の漁夫の歌』

2009年12月5日(土)、新宿ハーモニックホールでの第10回「トロッタの会」より。伊福部昭 作曲、更科源蔵 詩による、『知床半島の漁夫の歌』。バリトン 根岸一郎、ピアノ 並木桂子【曲紹介】作者は、戦前、数年の間、北海道東端の寒村に生活したが、その風物、特にシレトコ半島は、今なお拭い難い印象をとどめている。/古い知人である更科氏のこの詩に接した時、深い共感にうたれ、ひそかに旋律化を試みたのであったが、意に満たなく、そのままになってしまった。/後れて、1960年、同郷のステファーノ・木内君がイタリーから帰られて、何かバスの歌曲を、と云う依頼を受けた。このことが、改めて稿を起す契機となった。(『伊福部昭歌曲集』/全音楽譜出版社」より)〈伊福部昭〉



トロッタの会『立つ鳥は』

2007年2月25日(日)、タカギクラヴィア松濤サロンでの第1回「トロッタの会」より。田中修一作曲、木部与巴仁作詩『立つ鳥は』 ヴァイオリン戸塚ふみ代、ピアノ今泉藍子【作曲者の言葉】 立つ鳥は みづらに歌ひて/ 天たかく舞はんとす その声 人に似て/ 懐かし/ 温もりもまた 人に似る/懐かし 鳥 消ゆ/ 再び会ふ日の来ぬを われは知る」 この作品は、木部与巴仁氏が、伊福部昭先生の追悼に詠んだ詩を作曲したものです。尚、旋律化にあたって、作詩者の許を得て原詩に少しく、手を加えてあります。2006年2月8日に逝去された恩師伊福部昭先生に捧げます。〈田中修一〉



トロッタの会 "5つの宇宙的前奏曲"

2009年12月5日(土)、新宿ハーモニックホールでの第10回「トロッタの会」より。Alejandro BARLETTA アレハンドロ バルレッタ 作曲、生水敬一朗 バンドネオン『Cinco preludios cosmics(5つの宇宙的前奏曲)』【曲解説】1968年末から1969年始にかけて、ニューヨークのカーネギーホールでの自身のリサイタルのために作曲され、同年1月5日に初演された。バンドネオンにおける様々な特殊奏法を駆使して書かれている宇宙的前奏曲集。第1曲「Moderato(モデラート)」、第2曲「En otros tiempos(異なるテンポで)」、第3曲「Color y Ritmo(色彩とリズム)」、第4曲「Tentativa de sincronizar sonidos(音を調和させる試み)」、第5曲「En viejos y nuevos movimientos(古き、新しき律動で)」の5曲から成る。〈生水敬一朗〉



トロッタの会『ギリヤーク族の古き吟唱歌(後半)』

2010年11月6日(土)、早稲田奉仕園スコットホールでの第12回「トロッタの会」より。伊福部昭 作曲・詩による、 『ギリヤーク族の古き吟唱歌』。*後半は、III. 「彼方(あなた)の河び」 IV. 「熊祭に行く人を送る歌」 バリトン 根岸一郎、ピアノ 徳田絵里子【曲解説】伊福部昭が書いた、初の歌曲である。北方民族"ギリヤーク"(ニブフ)と接していた札幌時代に取りかかり、上京後の1946(昭和21)年に完成させた。初演は1947(昭和22)年、ベルトラメリ能子による。I「アイ アイ ゴム テイラ」、II「苔桃の果拾ふ女の歌」、III「彼方(あなた)の河び」、IV「熊祭に行く人を送る歌」の四曲からなる。詩はギリヤークの伝承歌をふまえ、伊福部自身が書いた。〈K〉



トロッタの会『花骸 -はなむくろ-(前半)』

2009年9月27日(日)、エレクトーンシティ渋谷での第9回「トロッタの会」より。橘川琢作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『花骸 -はなむくろ-』 詩唱 中川博正、ヴァイオリン 戸塚ふみ代、花 上野雄次【曲紹介】愛媛県ではなく伊予の国といおう。郷里の山中に、無人の集落がいくつかある。そのひとつ閏谷(うるうだに)に、耳に矢が刺さって死んだ武将、トモノヨジローの伝説が残る。詩「ヨジロー」のモデルである。その前後に編んだ、瀧壺で死ぬ少女「みとせ」の物語は、大阪万博が開かれた1970年に時代設定した。「ひじり」と「ハイヒールの女」は、無意識に棲む、泉鏡花の『高野聖』が書かせたのか。共演の中川博正さんには「語り」手としてのお役目を願う。私は意味のない声音を発する「詩唱」者である。橘川琢さんの音楽、上野雄次さんの花、戸塚ふみ代さんのヴァイオリン、田中千晴さんのフルートとともに現われる歌物語をお聴きください。〈K〉



トロッタの会『ヒトの謝肉祭』

2011年5月29日(日)、早稲田奉仕園スコットホールでの第13回「トロッタの会」より。清道洋一 作曲、木部与巴仁 詩・詩唱『ヒトの謝肉祭』(2011) 演者 中川博正、ギター 萩野谷英成、ヴァイオリン 田口薫、ヴァイオリン 中村征良、ヴィオラ 仁科拓也、チェロ 小島遼子 【曲紹介】《ヒトの謝肉祭》を書きたい。作曲家の要請を受け、上野動物園に足を運んだのは2011年1月。動物園の案内板のスタイルを参考に、ヒトという生き物を描写しようとした。「革命家」「旅人」「大家」「ストリッパー」「電話交換手」と並べたのは、社会の表面に浮上しそうにないヒトの種だから。震災をはさんで生じた心境の変化が、曲の根底にある。なおこの曲は、作曲家にとってギターを伴う三番目の作品である。〈K〉

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